【発見!CSR】里山物語 <中越パルプ工業>


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本、雑誌、メモ帳、カタログ、レシート、申請書、名刺、手紙。
私たちの生活の中にあふれる「紙」。
いうまでもなく、紙は木からできています。
そんな「木」と「木を中心とした生活」を守る「里山物語」というCSRプロジェクトを、発見!
フジロック・フェスティバルのパンフにも使われている、この印刷紙についてご紹介します。

—緑豊かな国、日本—

都会に住んでいるとなかなか気付きませんが、日本の国土のおよそ7割弱が森林です。
実はこれ、先進国の中でもかなり上位に入るってご存知でしたか?
例えば、おとなり韓国は64.5%とほぼ同じくらいなものの、
大自然のイメージのあるカナダやアメリカ、ニュージーランドでも約30~34%、
オーストラリアは20%弱、イギリスに至っては約12%と、
もちろん土地や気候条件が異なるので一概には言えないものの、
こうして比べてみると日本が緑の豊かな国であることがよくわかります。
(2010年時点、FAO発表より)
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—「間伐材」って知ってる?—

そんな日本の森の4割ほどを占めるのが、「人工林」といって木材利用のために人間が木を植えて、人工的につくった森林です。
人工林が成長する過程で、植えた木がすべてグングンと育っていくと
木が密集しすぎて太陽の光が届かなくなり、
木材に使用できるような太くて健康な木が育たなくなってしまいます。
そのような状況を防ぐために、一部の木を途中で伐採する作業を行います。
そこで伐採された木材こそが「間伐材」です。

—「間伐材」を利用した「里山物語」—

このようにして、健全な森林を育てるために敢えて切り落とされた「間伐材」を利用(※1)してつくられているのが
中越パルプ工業が手がける「里山物語」という印刷紙です。
里山物語は「オルタナ」などの雑誌を始め、絵本、CDジャケット、またフジロック・フェスティバルのパンフレット「フジロック・ペーパー」などにも使われています。
さらに「里山物語」には、その名のとおり、日本の里山を守るための寄付金が付加されており、
これまでに3.11被災者支援団体「手をつなぐ3.11信州」の活動拠点(里山地帯に立つ古民家)の補修費用や
森のようちえん「ピッコロ」(山梨県北杜市の里山にある幼稚園)の建築資材などに使われているそうです。

最近では、なんでも「データ化」され「ペーパーレス」になり、
もちろんそれ自体も環境保護には大切なことです。
でも、「紙」にしか出せない温もりや、やさしさ、重み、役割があります。

これからも、紙をつくり続けるために、できること。

(※1)クレジット方式での利用。

via: 中越パルプ工業「里山物語」